15章以降の所は読んでいて辛いので一つにまとめてしまいました。
15章『雲がよりつどう時』。トーリンファンには辛い展開の始まりです…。バルドとトーリンの交渉決裂。この段階ではビルボはまだトーリン達の側にいますね。
大ガラスの、カークの息子ロアークはここで登場。トーリンと話をします。
16章『ま夜中のとりひき』。ロアークを通して連絡を取り合うトーリンとダイン。ここでビルボはバルド達とアーケン石を持ち出し交渉する為にボンブールを騙して抜け出す訳ですが、取り引きが終わって戻る時のビルボの台詞が好きです。「ま夜中にあのボンブールをおこすと約束しております。」かっこいい。
17章『雲がふきちる時』。ビルボがトーリン陣営を去り、ダインの軍が到着していよいよ人間&エルフVSドワーフでの戦いが始まりそうになりますが、そこにゴブリン軍の強襲。三軍が協力して迎え撃つ事に、
『雲がよりつどう時』と対になったタイトルですが、ここでいう『雲』は人々の心の不和とかそういったものを指しているのでしょうか?
18章『帰りの旅』。気絶したビルボが目覚めてから、トーリンとの別れ、ビヨルンの戦いぶりの懐古、ダインによる財産分配の様子。ここは本当に泣けます。
「しかもあの人は、いま、アーケン石を手にいれているのだから。」…ダインの台詞。『ホビットの冒険』の中でダインの台詞があるのはここだけなのですが、どんな想いで言ったのだろうと考えてしまいます。ダインのトーリンに対する感情はどのようなものだったのでしょう。彼の真意が読めない。
帰りの旅はガンダルフとビルボとビヨルンで。エルフ王には舘に寄るよう誘われるが、断って森の北を迂回する道を取ることに。
別れる際ビルボはエルフ王に真珠の首飾りを渡す訳ですが、これってつまり館での無銭飲食のお詫びなんですよね。エルフ王もそのこのに気付いているような口ぶりです。
ビヨルンの家には寄って、しばらくそこに留まります。
そして最後の19章、『もとの古巣』。帰りの道は結構長い旅だったらしいです。裂け谷についたのは5月1日。ホビット庄に着いたのは6月22日、夏至ですね。
数年後にバーリンとガンダルフが訪ねてきて、ビルボと会話をする場面で終わります。
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