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アガートラーム

指輪物語(ホビットの冒険、シルマリルの物語)とその世界、人物についての萌え語りブログです。原作や映画の感想の他、二次創作的妄想な話題を含む予定。

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ベレグとネルラス

えーと、捏造っていうか妄想なんですけれど。ベレグとネルラスのカップリングが好きです!!
共にドリアスでのトゥーリンを見守り愛したエルフ二人。

ベレグ&ネルラスのここが好き!!
・ベレグがネルラスに言った台詞「泣くことはないのだよ」の優しさ
・トゥーリンを挟んで仲良くしていると楽しい
・二人とも平民エルフ同士。逆にレア
・ネルラスのその後が不明なので想像の余地がある所

終わらざりし物語のフーリンの子らの物語のベレグの台詞「泣くことはないのだよ」を読んだ瞬間から、この二人絶対お似合いですよね!!!と思って今に至る訳です。トゥーリンを連れ戻す事を、ネルラスに誓うベレグ。あの台詞が何とも優しい雰囲気で、一目見てこの組み合わせが好きになりました。ベレグがトゥーリンを連れ戻そうとするのはネルラスのためでもあるとしか思えなかったので。心配に打ち震えながらベレグを見送るネルラスに、トゥーリンを連れて帰ると誓うベレグの図を想像すると映画の一場面のようで溜らないです。
シンゴルとメリアンがトゥーリンにとっての義理の両親なら、ベレグとネルラスは義理の兄夫婦みたいな感じだったら嬉しいです。
作中では高貴な姫君エルフは多数登場しても、王族でない庶民の女性エルフは割と少ないので、そういう点でもネルラスは貴重な存在だと思います。緑や茶系統の地味可愛い服装をしていたらいいなーと思います。ネルラスはおとなしい性格ですが有事ともなれば戦うんじゃないかと思うので、その際には映画のタウリエルみたいな戦闘シーンを見せていても嬉しいです。ネルラスの武器は普通に弓でもいいですが個人的には手斧のイメージ。
結局作中でベレグはトゥーリンとの旅の途中で死んでしまいネルラスに再会する事はありませんが、エルフ同士だからいずれ西で再会する事が可能なので気楽といえば気楽です。
(ダゴール・ダグラスのその日には、トゥーリンとの再会も叶うのでしょう。)
ネルラスの生死についての情報はありませんが個人的には、人間の詩人ディーアハヴェルがナルン・イ・ヒーン・フーリンを作る際に様々なエルフや人間から話を聞いたらしいのでその中にネルラスも入っていたのではないかと思っています。つまり、ネルラスは二度のドリアス襲撃を生き延びてシリオンの港へ行きそこでディーアハヴェルとも知り合ったのかなと。さらにその後については、フェアノール家によるシリオン襲撃で死亡or第一紀末まで生き延びて西行きor第二紀まで中つ国へ残るのどれかでしょうけれど多分三番目はないかなーと。シリオン襲撃で死亡か第一紀末に西行きかのどちらかでしょう。どちらかというとシリオン襲撃で死亡の方が運命の悲劇を感じさせて、トゥーリンに関わったエルフの最後には相応しい気がします。
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クルフィンとテルハール、そしてケレブリンボール

私にとって、クルフィンのOTPはテルハールです。絶対です。イラストもまた描きたいです~。最近あまり描けてませんが~。

どうしてこのカプを好きになったかというと、発端はクルフィンがドワーフの短剣アングリストを持っている事だったような気がします。そしてクルフィンがドワーフと親しく、彼等の言葉を覚えたというHoME12の設定を読み、ケレブリンボールの存在を考え合わせると(没設定だとしても)それはとてもしっくりいくなぁと思ったのでした。
辛い生を送ったクルフィンという存在にとって、中つ国でのドワーフとの交友が安らげる場所であってくれたのなら、こんなに嬉しい事はないです。
ケレブリンボールの、第二紀でのエレギオンでのドワーフとの交友関係の基盤に、父もまたドワーフと親しかった事があると考えるとしっくりいくのですよね。
クルフィンの祖父マハタンは「アウレに最も愛された名工」であり、赤銅色の髪です。テルハールが属するノグロドのドワーフは(草稿によってノグロドだったりべレゴストだったり色々なのですが取り敢えずノグロドで考えたい)おそらくFire beards dwarf……炎髭族。赤い髪と髭を持つ者が多い種族だったと推察し、テルハールもそうだったと仮定すると、クルフィンにとっては懐かしさを覚える要素だったのではないでしょうか。
で、「ドワーフは他種族からは男女の区別がつきにくというのなら、もしかしたら女性だったんじゃない?」と考えてみたら、妙に腑に落ちたというか。まあ、クルフィンがそう思い込んでいただけで実は普通に男性でもいいのですが。

HoME11でのエオルとクルフィンの会話への注釈ではクルフィンがエオルに対して辛辣だった理由として、ドワーフとの交流を邪魔されると考えた事が挙げられています。エオルさんの、ドワーフとの仲の良さに嫉妬していたクルフィン。そう考えてくると楽しくなってくるではないですか。
(327pでは、悪役に描かれがちなクルフィンの違った一面が描けてよかった的な事が書いてありますね。)
エオルさんにはあんなに尊大に接したクルフィンが、ノグロドのドワーフ相手には膝をついて丁重に接していたらいい、凄く良い。妄想ですが。
クルフィンとテルハールの関係性は、ケレブリンボールとナルヴィのように気の置けない仲良しではなく、あくまで一歩引いた節度を持った関係かなと思います(でもいちゃいちゃしててもそれはそれで!)。クルフィンは別れたとはいえ結婚歴ありですしそもそも種族も違いますし、互いに密かな想いを秘めたまま永遠に別れる事になった……という二人の交友を想像してみたくなります。

テルハールのお師匠様のガミル=ジラクの名は、クズドゥルであってもおかしくないような響きの名です。それに対しテルハールの名の響きは明らかにエルフ語寄り。それもシンダリンよりはクウェンヤに近い響きだと思います。クルフィンが付けた名だったりしたら、物凄く嬉しいんですけれど!いえ普通に考えたらドリアスのエルフの方で呼び始めた名前という可能性が高いんでしょうが。
とにかくテルハールという名前が好きなのです。響きの柔らかさがお気に入りです。
テルハールの名が広く後世にも知られているのは、ただ単にその腕の確かさだけでなくエルフと進んで交易を進めた事も理由の一つなんじゃないかなと思っています。テルハールは多分シンゴル殺害よりはずっと前に天寿をまっとうしていて、もしテルハールが生きていたら事態も違っていたのかもしれない。

こう色々と考えてしまうのは、クルフィンの奥さんの名前が不明なため今一つ人物像に実感が沸かないというのもあるんでしょうね。名前の力は大きい。私は基本的に公式夫婦カプがあるとそれを尊重してしまい他の相手は考えられないタイプなのですが、奥さんの名前が不明な場合は他の相手との組み合わせに萌える余地が出てくるような(スランドゥイルも同じタイプ)。

後々ケレブリンボールが誰かにベレンとルシアンの話をする時、アングリストをその目で確かに見ていた懐かしい記憶を語っていたりしたらいいのになと思います。ナルヴィ相手に話したら、「あの伝説のテルハールの剣をその目で見たの!?すごーい!」と言ってくれたりー。
指輪物語本編の舞台である第三紀末から見れば第二紀もまた遠い過去なのですが、その第二紀も当時を生きた人々にとっては現在であり過去の出来事を懐かしんでいた事を思うと作品世界の豊かさが広がって感じられます。

シルマリエンとタル=メネルドゥア

BoFAのEEを待ちつつ、指輪からはやや離れ気味な昨今ですが。よくも悪くも、色々と落ち着いてきたかなー、と。

久しぶりに『終わざりし物語』を通して読みました。エレボールへの遠征を読んでトーリン愛が炸裂したりパランティアの章を読んで執政職の世襲とペレンドゥアについて考えたりアムロスというエルフの生き様に想いを馳せてみたりとかまあいろいろですが、中でもアルダリオンとエレンディスの物語については少し印象が変わりました。前読んだ時以上に、タル=メネルドゥアが苦労人だなーと。いつまで経っても落ち着こうとしない息子に業を煮やして生前譲位、お疲れ様です。
そしてそのタル=メネルドゥアはアンドゥーニエ領主家の祖である降嫁した王女シルマリエンの弟な訳です。タル=メネルドゥアは姉二人がいる末っ子な訳で、もしも長子相続であれば上の姉シルマリエンが女王となり彼は王位を継がなかった。もしかしたら枝別れたヌメノール王家の方をこうやって否定的に描くのって、テルコンタール朝の正当性を強調するためかなー、と思いました(ケレボルンの格上げにもその意図があった可能性)。で、末期ヌメノールだと、王家の方はインジルベースを通してシルマリエンの血を引いているんですよね。タル=パランティアが肯定描写寄りなのはそのせいかもしれない。
エレンディスの最後もあまりに悲惨です。
アルダリオンとエレンディスの物語の中に、中つ国エルフ最後の上級王ギル=ガラドその人の手紙が出てくるんですよねー。タル=メネルドゥアに宛てた手紙の中で、東側に影が迫りくる中人間との同盟も大事で特にご子息の活躍はとても有意義だから叱らないで欲しいとかそんな感じの事を。
アルダリオンからエレンディスに贈った宝石はもしかしたらケレブリンボール作の可能性も?とか、考えてみたり。けれどタル=メネルドゥアの在位が740~883年なので、ケレブリンボールは750年に創建されたエレギオンに行ってしまってこの頃にはもうリンドンには殆ど戻らなかったのかな。ケレブリンボールの出奔がギル=ガラドに、人間との同盟を強化しようという方向に意識を向かわせた可能性もあるのかもしれません。
この物語の時点で既に、中つ国に落ちた影の存在をギル=ガラドが意識していた頃は結構な衝撃でした。最盛期に至る前の初期ヌメノールですらそうなのかと。1700年のタル=ミナスティアの時代におけるエルダールへの羨望の萌芽はこの時代に既に存在していたのだなと。
それにしてもアンカリメとハルラカールは一見素敵なロマンスが始まりそうな出会いなのに晩年はどうしてああも不仲になってしまったのか。ヌメノール王家の人々はどうもこうも後の第三紀の人々よりもよほど近現代的な人間ドラマを繰り広げていると思いました。
タル=アンカリメとタル=テルペリエンとタル=ヴァニメルデとタル=ミーリエル。ヌメノールの四人の女王を絵に描いてみたいなー、と思いました。

ケレブリンボールが背負うものの、その重さ

ケレブリンボールさんがアマン生まれだと知った時、軽く絶望したものでした。
最初は邦訳の方から入ったので、情報はクルフィンの息子だったという事実のみでその根拠についてはHoMEでの記述を読むまで知らなかったのですよね。
HOMe12巻によればクルフィンの妻はフェアノールの反乱に加担する事を拒みフィナルフィンの元に残ったとあるので、順接的にケレブリンボールはアマンの生まれ確定。中つ国生まれの可能性は無い。つまり同族殺しの罪から切り離された無謬な存在には成り得ないという事です。(実はハーフドワーフだったり?という可能性も消える。)
実際にアルクウァロンデで同族殺しをしていたとは思いたくないのですがその可能性もゼロではない。
つまりケレブリンボールは確かに西の地を知るカラクウェンディな訳で……その業の重さを感じて余計に不憫になります。もしも中つ国生まれで西の地を知らないケレブリンボールなら少しは救われた気がするんですよね、気持ち的に。
力の指輪に関するケレブリンボールはけして純粋な被害者とは言えないどころか思いっきり罪人なのですがアマン生まれだと中つ国生まれの場合よりいっそう罪が重いような気がします。
ドゥリンの門にある『上のエルフの二本の木』の意味も、ケレブリンボールがカラクウェンディだと変わってくるように思います。全く知らないものへの憧憬ではなく、見知ったものへの望郷の念である可能性がある訳で。
西の地に生まれ、そこに帰る事も出来たのに敢えて中つ国に留まりその地を美しくする事を選んだというと、中つ国生まれのエルフとはまた心情が違ってくるように思います。
ケレブリンボールは中つ国生まれであってほしかったなあ、という気持ちがちょっとあります。でも少なくともクルフィンの息子設定とは両立しないんですよね。

ギル=ガラドとケレブリンボールについて

中つ国最後の上級王ギル=ガラドと、指輪戦争諸悪の根源にしてドワーフの友ケレブリンボール。

海外だと結構このコンビを描いている人もいるのですが、やはりケレブリンボールのナルゴスロンド滞在と絡むせいかギル=ガラドをオロドレスの息子設定で書いている人が殆どですね。そちらの方が教授の最新設定なのは分かっていますが、私はやはりギル=ガラドはフィンゴンの息子のイメージ。フィンゴルフィンの孫のギル=ガラドとフェアノールの孫のケレブリンボールの方が、歴史は繰り返すといった感じで因縁深くていいよねと思います。
(でも一緒にナルゴスロンドから逃げのびて第一紀終盤を共に生き抜くファンフィクションとか、呼んでいて実に幸せになります。)
個人的にはギル=ガラドのヴィジュアルはほぼ映画版のままで想像しています。焦げ茶がかった黒髪ウェーブで、ブルーグレーの瞳。健康的な美丈夫のイメージ。後ろ頭を覆うようなデザインの金の冠。それに対してケレブリンボールは黒髪ストレートロングで薄い灰色の瞳、不健康な感じのクールビューティ。身長差はそれなりにある感じで。二人とも黒髪ノルドールだけど全体的な印象は対照的な感じでイメージしています。見た目はそれぞれフィンゴルフィンとフェアノールの再来みたいな。
指輪物語に嵌った当初はあまり意識していなかったのですが、色々考えていくうちにこの二人もまた作中に数ある対称構造の組み合わせなんだなーと思い、それから俄然興味が沸いてきました。第二紀のエルフとして、道を誤らなかった者と誤った者として。この二人は確かに対になる存在なのだと思います。第二紀を代表する人間のエレンディルとアル=ファラゾーンのように。
私の中ではこの二人は何処までいっても上級王の片想いです。二人の気持ちがかち合う事はあり得ない。もしこの二人が上手くいっていたとしたらケレブリンボールはドワーフの王国のそばに住まなかったし、サウロンに利用される事もなかったと。物語はまるきり変わっていた事でしょう。同族であるエルフの間に受け入れられなかった、そこに安住の地を見出せなかったという事実がケレブリンボールの運命をああいうふうに向かわせたのだと思っていますから。ケレブリンボールが同族であるエルフには馴染めず、いつかは死に別れるドワーフを愛した事が、おそらくはサウロンの計画に乗ってしまった大きな理由の一つ。ギル=ガラドの想いが報われていたら、指輪物語のストーリーは始まらないのです、きっと。
自分の中ではこの二人が最初に会ったのは第一紀の終盤、ケレブリンボールがナルゴスロンド難民になってからだと思っています。バラール島かシリオンの河口の避難先で、まだ少年だったエレイニオン殿下にあったのかなあと。又従兄弟同士ですが年が相当離れているのでケレブリンボールの方はとっくに成人ですね。まだ幼く、エルフ間の不和の事もケレブリンボールの置かれた複雑な立場も何も知らないエレイニオンが物知りで物腰穏やかなケレブリンボールに無邪気に懐く図を想像すると楽しいです。一目惚れというか一種の刷り込みのような状態だったんじゃないかなあ。周りの大人達に大事にされてはいたけれど同じような立場の仲間がいなかったエレイニオン少年にとって、物腰柔らかで物知りな又従兄弟に会ったらそりゃあ惚れますって。ケレブリンボールの方はエレイニオンを可愛いとは思っているのだけれど何も知らない子供に対してやはり一線を引くと言うか微妙な距離感がある感じ。
ケレブリンボールはエレイニオンに対しては、けして完全に自分自身を曝け出す事はないのです、多分。自分に懐いている無邪気な子供に、どこか引け目を感じながら穏やかな笑顔で返すと。常に丁寧に接し負の面は見せない。色々なものを作ったり教えたりして一時の平和を楽しんだけれど、やはりそこは彼が真に求める安住の地ではなかった。
(これが後にナルヴィ相手になると、物凄く年上なのにお構いなしで子供っぽく甘えたり拗ねたりするという!!!)
フィンゴンの息子エレイニオンは栄誉あるフィンゴルフィン家の跡継ぎであり、中つ国生まれであるがゆえにノルドールの罪を知らない。翳りなき真っ直ぐな少年です。
対してケレブリンボールは(多分)ヴァリノール生まれであり、第一紀のはじめからのごたごたを全部目にしてきた。最も優れた、しかし同族殺害の罪を犯した罪人でもあるフェアノールの血をいやがおうにも意識して生きてきた。ナルゴスロンドで父クルフィンと袂を分かったけれど、しかしそれで完全に離れられた訳でもない。生まれは変えられないし、周囲の態度もそれに応じたものであったと思われるからです。フェアノール家に生まれ父に従う立場にあった彼としては、道義的に正しい道を選んだとしても親を裏切る事への罪悪感がなかったとも言い切れない。親に従っても逆らっても苦しむ事になるとは、本当にケレブリンボールは厄介な立場に生まれたものです。
避難先でのケレブリンボールは、同族から冷遇される事も多かったと思うんですよね。特にドリアスの二度目の同族殺害以降は、きっと物凄く針の筵だったのではないかと。シリオンにはドリアス難民も多くノルドールシンダール間での婚姻も進んだでしょうから、ドリアスを完全に滅ぼしたフェアノール家の一員に対する風当たりは想像するだに辛いものがあります。クルフィンと決別したから無関係、と思ってくれたとは到底思えないんですよね。そしてゴンドリン難民が合流し少し落ち着いたかと思いきやそれに続いて第三の同族殺害……考えるだに胃が痛いです。
エレイニオン(ギル=ガラド)としては、ケレブリンボールは何も悪くない!と言いたい気持ちでいっぱいなのですが、かといって上級王となった彼が人々の言論を統制するような事をするのはよくないと分かっているので下手に口出しはできないという。
そして第二紀のリンドン時代もケレブリンボールは、初期こそ建設やら何やらで忙しく動いていたので気が紛れていたけれど落ち着くにつれてここは自分のいるべき場所ではないという気持ちが強くなったのではないかと思います。ギル=ガラドの寵愛ゆえだと陰口を叩かれるような事もあったかもしれません。
ギル=ガラドはケレブリンボールを凄く一途に愛していると思うんですよねー。力の指輪に関して、自業自得と切り捨てずエレギオンに援軍を出したのが何よりの証拠かと。ギル=ガラドのケレブリンボールへの想いは、何かもう見ている方が痛々しくなる位です。ケレブリンボールの死から第二紀の終わりまで1700年以上。失ってからの時間の方が長い訳です。それなのにケレブリンボールを一途に愛しヴィルヤを担いサウロンとの戦いに身を捧げたって、悲しい程に真っ直ぐな生き様です。見ている方が、もう諦めていいよやめときなよといいたくなる位に。結婚もせず、自分を裏切った相手を思い続け、最期まで……最後の上級王の生き様切ないです。
この二人の関係は、最期までケレブリンボールだけを想っているギル=ガラドと、それ以外にも大変な事が山積みでギル=ガラドの事まで回らないケレブリンボールという温度差を感じずにいられません。抱き締めていても、ケレブリンボールの方は遠くを見ているようなイメージ。ギル=ガラドにとってケレブリンボールはただ一人の相手だけどケレブリンボールの方はそうではないんですよね……それは別に悪気があるとかではなく本当に天然なのですが。彼を巡る人間(?)関係はあまりに複雑過ぎていっぱいいっぱいなんだと思います。ケレブリンボールは本人全く自覚がないのに周囲を振り回すタイプ。

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